【自転車旅】【山口】ぶらり山陰横断旅その1~もう帰ってもいい?~【角島】
「行ってくるぜ、相棒」
偶然撮れた何か良い感じの一枚。
これ、その辺にいたオッサン。
という事でぶらり山陰自転車横断の旅、はじまります。
1日目は山口県下関市の北部に位置するツーリングのメッカ。
CMでも使われた角島大橋からスタート。
まずは最寄りの阿川駅へワープする。
時刻は7時前。
都心なら既に満員電車で皆死んだ目をしていたけど、ココは静かな木造の無人駅。
朝練に向かう高校生の姿しか見えない。
ここから山口の角島まで輪行して、目指すは鳥取砂丘まで。
いつもより少しだけ高揚感を感じる田舎の朝。
とはいえ特急の無いローカル路線。ともかく長い。
強制的青春18きっぷに揺られながら、阿川駅に到着する頃には日が高くなっていた。
超!快!晴!
阿川駅も無人駅。田舎から田舎へ来ました。
まずは自転車を組み立てる。
じーーーーーーーーー
・・・。
停留しているバスの運転手がずっとこっち見てるんだけど。
じーーーーーーーーー
・・・・・・。
いつまで見てんだ運転手。
完了!!
じーーーーーーーーー
・・・・・・・・・・・。
もう組み終えたから!今準備運動してるからこっち見んな!
とりあえずスタート。
阿川から角島は多少登りがあるので、これからの長い旅の体力を使わないよう慎重に走っていく。
程なくして到着。既に車が結構いt...
大勝利である。✌('ω'*)✌≡✌(*'ω')✌
もう帰っていいかな?
良い天気だなーと思いながら走ってたけど、初日のスタートラインが大変な景色とか、この先どうすりゃええねん。
ここから鳥取まで走るんだぞ。
あまりにも綺麗すぎるエメラルドグリーン。最オブザ高、角島大橋!
さぁ橋を渡ろう。
イイワァ(*ノv`)
角島の最果て。
もうこの先に島はない。あとはひたすら東へ進むのみ。
今回の旅は寄り道しながら7日間かけてゆっくりと走りきる。のんびり行こう。
終着点みたいな雰囲気だけど、まだ始まってません。
角島大橋へ戻り、旅の記念撮影。
いつも通りセルフタイマーで
そして冒頭の偶然写ったオッサン。
ぶっちゃけ超カッコいい。
私は!?
オイ(怒)
カメラが反抗期。
この後何度かやり直したけど、いずれもピンボケ。
カメラが反抗期。
気を取り直し、いざ出発。
角島からは国道191号線に沿って、トンネルや狭い地帯はなるべく脇道へ逃げる。
若干走りにくいけど、まぁこの程度なら問題ないなーという感じの道。
次なる目的地、元乃隅稲荷神社へ。
黄色いガードレールが何とも山口らしい。
結構なアップダウンの繰り返しで、神社周辺も急斜面。
ぶっちゃけかなりキツい。
集落を抜け、岸壁に沿った道を走り続けてようやく到着。
山口は長門。その北部に佇む独特の景観。
元乃隅稲成神社。
京都の伏見稲荷神社を彷彿させる何本もの鳥居。
それが海に向かって伸びている。
一度写真を見て、今回の旅で必ず行こうと決めていた。そう、これだよ。これが見たかった。
最近人気だそうで、バスツアーも来てる。
わりと道狭いんだけど、よく大型バス通ったな・・・。
まずは下に降りてみる。順路は下から上に登るようで。
いいね~これは黄昏タイム行けまs...
『何だか火サスみたいね』
BBAァァァァァァ!!!
鳥居をくぐり、参拝を済ませる。
そして先ほどから気になってた頂上の鳥居へ。
入れにくい賽銭箱。
入れにくいにも程がある。
これに向かって賽銭投げろとおっしゃるか。
挑戦するもの多数。
見事お賽銭シュートをきめた人には周りの人から淀みない拍手が送られます。
コツは下から押し出して賽銭箱に置いてくるイメージ。手のひらではなく、指に意識を集中。投げるよりも放る感じ。
そう、さながらバスケットのレイアップシュートみたいな感じで!
イメージしろ。
今の俺は赤頭の天才!
今の俺はキセキの世代!
シューッ!!
ガッ
ヒュルルル...
チャリーン...
アアアアア......
入らねぇ!!
リトライを繰り返し、5回目でようやく成功。
会場に拍手が湧き上がる。
わりと恥ずかしい。
そそくさと退散し、宿のある長門市街へ。
明日の抜錨前にカロリーの爆弾。
天気予報を見直すと、1週間すべて晴れ。
奇跡の快晴の中、長い旅がはじまった。
次回は秋吉台へ。