【自転車旅】【山口】ぶらり山陰横断旅その2~カルストアンダーグラウンド~【秋吉台/秋芳洞】
美祢の直売所にて休憩中のこと。
お婆『あんたみたいな自転車に乗った人はたまに来るよ。
この前は外国人が二人来てねぇ。
言葉通じないだろ?大変だったよ。
何かトマト食べたがってたから水で洗って食わせたらまー喜んでてねぇ。
お金?小銭を差し出してきたから値段分だけ取ってあげたのさ』
完璧に意思疎通出来てんじゃねーか!!
(ここまでのあらすじ)
角島から鳥取砂丘まで横断中。角島綺麗過ぎてもう帰りたい。
そんな山陰旅2日目。
この日は長門からスタートして、県道28号へ。
目指すは山口を走るなら絶対に行こうと思っていた場所。カルスト台地、秋吉台!
寄り道ではあるけど、その写真を見てぜひとも行きたいと思っていた場所。
急ぐ旅でもなし。のんびり行こう。
今日も良い天気である。
黄色いガードレールが普段とは違う道を走っている非日常感を出してくれてテンションが上がっていく。
野を越え山を越え。やたら急な谷を越え。
予想外に辛い。
しかも日陰で何か暗い。
寂しい。
さぁ、いよいよカルストロードですよ!
ドキドキ(゚∀゚*)(*゚∀゚)ドキドキ
ワクワク。
ゎくゎく☆
マダ?o(^o^)oマダ?
いや長いよ!
あの写真は嘘?それとも迷った?
なんて疑問に思ってきたとき、突如視界が開ける。
おぉぉキタキタ
キタワァ・・・
嘘じゃなかったぁ・・・
まるで森林限界。
2,000m越えしないと見られないような世界が500mの世界で見られるなんて。
周りにはバイク乗りの皆さんだけ。車はほとんどいない。
白と緑の原風景が走ってて楽しい。
さらに進むと下りメインになり、石灰岩が大きく露出している地帯に入る。
ちょっと丘を登っては開けた景色になるを繰り返すので終始「おぉぉぉぉ」と声が漏れてた。
距離は短く、ほんの10分で終わってしまう。
・・・。
斜度10%を一気に下りきり、今度はカルストの地下「秋芳洞」へ。
私は今回北側から南側へ向けて走ってきたけど、駐車場や売店の様子、賑わいから見て、本来は南側から北側へ向かって行くのが一般的かもしれない。
それでは秋芳洞へ。
入り口には紅葉。
そして不思議な色をした池。
秋に来ると超綺麗かもしれない。
ではいざ、地下の世界へ。
容赦ない暗さ!!
カメラの性能云々より本当に何も見えない。
ボタンを押すと説明してくれる案内板があるのでこの地形がいつからあるのか良く分かるのが嬉しい。
ガイドさん曰く、ざっと10万年らしい。
地球やばい。
天井から滴り落ちる水滴や石灰が長い年月かけて固まって、こんな形になってるらしい。
そんな石がいくつも存在している。
もはや時間のスケールが違いすぎた。
昼食後に北東方面へ。
目指すは本日の宿、萩。
秋吉台はそれなりの標高にあるので、基本は下り。
ただ ひたすらに 道を 下る。
てことで萩。
萩といえば長州藩士。
敢えて格好良く言うならばそう、ここは終わりを作り出した志士達の町。
その筋の人にはたまらん場所。
城下町ポタリングをしながら、松蔭神社へ行って普通に観光。
かの松下村塾の講義室。
意外とこじんまりしてて、多分狭かったと思う。
夜はゲストハウス近くの居酒屋へ。
話が止まらないと評判の女将がいると聞いてやってきた。
以下は実際に言われたこと。
女将
『自転車でここまで来たとか、よくやるねアンタ。
元乃隅には行ったかい?
私も行ったよ、秋吉台も秋芳洞も。
この県の観光地は足を運んでる。
そうしないとせっかく遠くから来たお客さんと話できないだろ?』
お、おかみさぁぁぁん!!・゚・(ノД`;)・゚・アンタ商人の鏡や!
偶然訪れた店で旅の話をして、明日行く場所への楽しみを増やしてくれる。
そういうの、大切にしたいな。
1日目は角島、2日目は秋吉台。
あぁ、良いね山口。山岳地帯はあれども
今回のツーリングは超楽しい。