【京都】千の鳥居を越えた先には千の階段・万の鳥居【稲荷山】
前回のあらすじ
「京都よく分からなかったから稲荷山登る」
京都の名所、伏見稲荷神社。
名物の千本鳥居は三ツ辻という登山道の入口で引き返せるようになっていて、奥を進むことで稲荷山を登ることが出来る。
たいていの観光客は「え、この神社って山だったの?」という驚きの顔で引き返すらしい。
前日のレンタサイクル屋の人も
「軽い気持ちで行ったら後悔するレベル」
と言っていた。
とはいえ、ただ有名な観光地を見て回るだけだと何も残らない。
どんな場所でもガッツリ体験した方が案外記憶に残るし、その方が楽しいと思うようになった。何よりそうやって旅した場所に愛着が湧くのも経験してきた。
てことで、ぼっち旅御用達、音声ガイドを聞いてこの神社の意味を勉強しながら、いざ頂上、一ノ峰を目指す。
おもかる石のすぐ近く。
この神社、稲荷信仰というかもはや鳥居信仰。
で、地獄の入口。
ここからひたすら階段。
ただひたすらに階段が続く。
進み始めて数分。
参拝するご老人がチラホラ見えた祭殿。
ん?ん~?
( ;゚д゚)
怖えよ。
夜に見ると大変なことになりそう。
麓のザ・観光地!とは違ってここから先はホラーゲームが続くようで。
しかも和製ホラー。一番恐いやつだわ。
昔の参拝者、これ当然のように進んでたのか...。
先人達と同じように、ひたすら階段を登り、さらに奥へ。
ぷち鳥居。
かわいい。
多すぎて鳥居の墓場みたい。
中間地点、四ツ辻。
稲荷山を舐めてかかった人が引き返す場所。
ここからの遠景で写真撮る人多し。
さらに階段を登っていく。
ここから苔生えた階段が増えてきて、神聖な場所感が出てくる。
御膳谷奉拝所の周辺。
夜には見たくない。
後光が射して幻想的な風景が見れる。
夜には見たくない。
伏見稲荷神社も稲荷山も夜間参拝できるけど、大人が泣いて本気で逃げ出すレベルに怖いらしいです。
千を超える階段を進み、
いくら見たのか分からない鳥居をくぐり、
そしてようやく頂上、一ノ峰。
登りきったぞ稲荷山ァ!
超 晴 天
どでかーい神社があるとかでは無いけど、麓のアレとは全く雰囲気が違う場所でした。
ちなみに最後の100段くらいからめちゃくちゃ急で、行き方間違えたのかなとも思ったけど、一応正規ルートらしい。
参拝も済ませ、ニノ峰、三ノ峰へと降りていく。
帰りは楽です。
四ツ辻まで来たところで安定のアイス。
(´ω`*)
あ~、これ
あ~~~、これ、ね!こういうの!(*´д`*)アハァ・・・
ガイド曰く、伏見稲荷神社は特定の祈願ではなく、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全と様々な願いをされてきた地域の神社な側面があったそう。
いつからか鳥居を奉納しはじめて、積もり積もって千本(実際はそれ以上ある)に。
神聖さの中にどこか身近さも感じたのはそれこそ、ずっと昔から大切にされてきた地域のお稲荷さんだからかもしれない。
今回の京都はあまり多くは回らなかったけど、伏見稲荷神社への愛着はめっちゃ湧きました。
夜に行くと連れていかれる。