【自転車旅】【山口/島根】ぶらり山陰横断旅その3~アウト オブ 酷道-デスロード-~
走行中にメールが来る。
宿泊先『オーナーの○○です。今日は焼肉よぉ!!』
(ここまでのあらすじ)
角島から鳥取砂丘まで横断中。秋吉台でヒャッハーしてた。
萩を出発し、この日はひたすら海岸線を東へ。
今回の旅で最も重要な「国道避け」が始まる。
今回の横断に関して、事前に各地の知り合いやグーグルマップで調査をしてコースを組んでいます。
山口県内は国道191号線に沿って走るが、なるべくわき道の田園地帯や海岸線を通った方が自分的に楽しい。
その後の島根県内は国道9号線を全面迂回。
どうしても通らなければならない時以外は走らない。そんな道のり。
なぜかというとこの路線、交通量の多さに対して道がせまい。
国道191号も一部山岳でせまいけど、国道9号はその比じゃない。市街地も平気でアップダウンがあり、山間部は路側帯がほぼゼロ。
冗談抜きで車に轢き殺される命がけのデスロード。
迂回した方が信号もなく安全で、結果的に目的地まで楽に走れる。
「楽しみたいなら国道9号は走るな」
これ重要。
ほんと重要。
守らないと俺は死ぬ。
その酷道を避けたら一体何に出会えるのか。
萩を出発し、翌日に出雲へ辿り着くまで、周り道。
今日はそんな旅。
しかしてこの日も海岸線が本当に綺麗。
今回の旅は日本海が絶景で殴り続けてくる。ひたすらそれに耐えるしかない。
すぐ隣にエメラルドグリーンの海が広がったり、むき出しの岩肌がいくつも見れたりと、案外退屈しない。
岩壁のトンネルがいくつも点在してたり
相変わらずの碧の海。
時間はかかるが別段走りにくい道でもない。
車もいないし、何より時折見せる鉄道が景色とぴったり合わさって列車が通るたびに写真タイムしてる。
ビバ、迂回路。
写真は道の駅阿武町。
サイクル県やまぐちの推進により、県内の道の駅はサイクルスタンドが設置されている。本当にありがたい。
トイレあるし休憩できるしゴミ捨てられるし、何よりその土地のものが食える。
他に商店がなく補給が難しい地域にとっては道の駅はオアシスよ。
だからこそサイクルスタンドないと残念な場所に見えてしまう・・・。
道の駅ゆとりパークたまがわ。
りんごソフトうめぇ。
ついにここまで来た。
さぁ、黄色いガードレールに別れを告げて、行くぜ縁結びの国!
一気に駆け下りて海岸線へ!
fooooooooooooooo!!!
やったぜ僕らの日本海ィィィィィィ!!
赤瓦が増えてきた。
てことで国道9号の迂回開始。
基本は県道を走る。
海岸線や田園地帯なので特に走りにくいは感じない
これぞ田舎道って感じがある。
車も人も誰もいない。
ただ鉄道だけが近くにいてくれる。
迂回に迂回を重ねて気づけば日も落ちる。
ともかく走り続けた一日だった。
本日の宿もゲストハウス。
そしてオーナーの気まぐれBBQ開始だyeahhhhhhhhhh!!!
音楽が流れて気ままな時間を過ごす古民家の宿。
たまたまこの日は東京からの2人組が宿泊していた。
レンタカーで走り回ってたそうで。
ノリが良く、お互いがどんなものを見てきたか、肉を食いながら話しをする。
正直名前覚えてないけど、旅先で少しの時間を知らない誰かと共有するのは、なんというか情緒に溢れていて超好き。
ぶらりぶらりと進む旅は県を越えた。
次回はご縁の国の中心地、出雲へ。